庭の物干し竿にオレンジ色の小鳥がちょこんと止まって、こちらを見ながら尾を小刻みに振っている。冬の朝、そんな場面に出会ったら、たぶんそれはジョウビタキです。しばらく眺めていると、ふっと地面に降りて、また同じ場所に戻ってくる。あの一瞬、この鳥は何を食べているのだろう、と気になった人は多いはずです。
結論から言うと、ジョウビタキの食べ物は昆虫やクモ、ミミズなどの小動物と、木の実の二本立てです。ただし「虫を食べる鳥」というイメージだけで見ていると、冬の行動の半分を読み違えます。バードリサーチが集めた越冬期の食性記録52件を整理したところ、6割近くは植物の果実や種子を食べたという記録でした。真冬のジョウビタキは、私たちが思っているよりずっと木の実に頼って暮らしています。
この記事では、ジョウビタキが季節ごとに何を食べているのか、冬に選ぶ木の実の具体的な名前、虫がいないはずの真冬にどうやって獲物を見つけているのかを、公的機関や研究団体の資料をもとに整理します。そのうえで、庭で食べ物を用意するときの現実的なやり方と、法律・マナー上どこまでが許されるのかまで、まとめて確認していきましょう。
・ジョウビタキの食べ物が季節でどう入れ替わるのか、記録の数字から見た実像
・冬に選ばれる木の実15樹種の名前と、実る時期・色の違い
・餌台よりも実のなる木と地面が効く理由と、庭での具体的な整え方
・餌を与える前に知っておきたい鳥獣保護管理法と日本野鳥の会の見解
ジョウビタキの食べ物は「虫」と「木の実」の二本立て

図鑑が最初に挙げるのは昆虫・クモ・ミミズ
ジョウビタキの食べ物として、どの資料でも最初に並ぶのは昆虫類とクモ類、そしてミミズなどの小動物です。スズメ目ヒタキ科の鳥で、学名は Phoenicurus auroreus。全長は14〜15cm、翼開長は22cm、体重は13〜20gと、大きさはスズメぐらいです。
この体格が食べ物を決めています。体重13〜20gの小鳥は、体表面積の割に体積が小さく、放熱が速い。冬の屋外で体温を保つには、たんぱく質と脂肪をこまめに補給し続ける必要があります。だから動物質の餌、つまり虫が主軸になるわけです。あきた森づくり活動サポートセンターの野鳥シリーズでも「昆虫、ミミズなどの小動物のほか、ナンテンやヌルデ、ツルウメモドキ、ヤマウルシなどの木の実も好んで食べる。」と、動物質を先に挙げた書き方をしています。
庭で観察していると、この「動物質が主軸」という性質は動きに出ます。ジョウビタキは低い枝や杭、フェンスの上といった見晴らしのいい場所に止まり、地面を見下ろしている時間が長い。落ち葉の下で動いたクモや、土から出てきたミミズを見つけると、すっと降りて捕らえ、また同じ止まり場に戻ります。この往復を繰り返しているなら、まず虫を探していると考えて間違いありません。
注意しておきたいのは、この「虫食い」のイメージが強すぎると、冬の行動を見誤ることです。真冬に虫が減れば、当然この鳥も別の食べ物に切り替えます。次の項目で見るように、その切り替えは私たちの想像よりはっきりしています。
冬の記録52件を集めたら、6割近くが植物だった
意外と知られていないけれど、ジョウビタキが冬に何を食べているのかは、長いあいだきちんと記録されてきませんでした。研究団体のバードリサーチは、食性データベースの企画ページで「ジョウビタキが冬の間に何を食べるかについて、実は記録がほとんどありません」と書いています。庭先で毎日のように見られる身近な鳥なのに、食卓の中身は空白だったわけです。
そこでバードリサーチは、バードウォッチャーから観察情報を集める市民科学型のデータベースを立ち上げました。2023年3月時点でデータベース全体の登録は1000件を突破し、142種、97人の情報提供者、範囲は与那国島から利尻島までに広がっています。最も記録が多いのはヒヨドリ、次いでイソヒヨドリ、ジョウビタキ、スズメの順。ジョウビタキは記録が集まりやすい上位の鳥です。
そして肝心の結果です。10月から3月を越冬期として52件の記録をまとめたところ、6割近くは植物の果実や種子を食べたという記録でした。虫を食べる鳥という前提で見ていると、この比率は逆に感じられるはずです。冬のジョウビタキは、木の実で日々のカロリーを埋めながら、見つけたときに虫を足している、という理解のほうが実態に近いことになります。
ただし、この数字の読み方には気をつけたいところがあります。データベースの参加者からは、小さい虫をとったときには何をとったのか判別が難しい、という課題が共有されています。木の実は色も形も残るので記録しやすく、虫は記録に残りにくい。つまり6割近くという数字は「植物質が多い」ことを示す一方で、虫の分が実際より少なく見えている可能性も含みます。バードリサーチではDNA解析や糞内容物解析も検討されています。数字を鵜呑みにせず、傾向として受け取るのが正しい距離感です。
| 分類 | スズメ目ヒタキ科(学名 Phoenicurus auroreus) |
| 全長 | 全長14〜15cm/翼開長22cm/体重13〜20g |
| 見られる季節 | 10月中旬ごろ渡来〜3月末から4月中旬に北へ帰る |
| 生息環境 | 標高900m以下の平地や山林の灌木林、住宅地の庭や公園 |
| 鳴き声 | 「ヒッ、ヒッ、ヒッ」と細い声、「クワッ、クワッ」 |
| 食べ物 | 昆虫・クモ・ミミズなどの小動物と、木の実・種子 |
秋の渡来直後は木の実に偏る
季節を分けて見ると、木の実に寄る時期がはっきりしています。日本野鳥の会は、種子散布者として期待できる野鳥を紹介する資料のなかで、ジョウビタキについて「飛来当初の秋頃には様々な樹種の木の実をよく食べ、種子散布に貢献します。」と説明しています。渡ってきた直後こそが、この鳥が最も果実に頼る時期だということです。
理由は渡りのエネルギー収支で説明がつきます。ジョウビタキはチベットから中国東北部、沿海州、バイカル湖周辺で繁殖し、非繁殖期に日本、中国南部、インドシナ半島北部へ渡って越冬します。越冬地に着くのは10月中旬ごろ。長距離を飛んで消耗した体を、短時間で立て直さなければなりません。果実は探す手間が少なく、まとまった糖質が一度に入る。渡り直後の補給としては効率がいいわけです。
実際、10月から11月の庭では、ジョウビタキが実のなる木に長く留まる姿が見られます。地面と枝を往復するのではなく、実のついた枝で数分粘る動きをしていたら、それは果実採食のサインです。飲み込んだ種はそのまま別の場所で排出されるので、この鳥は木にとって種を運んでくれる存在にもなっています。
知っておくと得なのは、この秋の偏りが観察のチャンスになることです。渡来直後は北から来たばかりでなわばりも固まっていないため、同じ木に複数個体が現れることがあります。オスとメスの見た目の違いを比べて覚えるなら、この時期が最も機会に恵まれます。

夏の繁殖地では虫が主役に戻る
冬に木の実が増えるということは、裏を返せば繁殖期は虫に戻るということです。ジョウビタキは繁殖地に4月上旬ころ飛来し、樹洞や崖のくぼみに皿状の巣を営みます。一腹の卵は5〜7個で、主にメスが抱卵。巣づくりに3〜4日、孵化までは約12日、巣立ちまでは2週間ほどで、普通は夏に2回卵をかえします。
この日程を見ると、なぜ虫なのかがわかります。孵化から2週間ほどで巣立つヒナは、短期間で体をつくらなければならない。果実の糖質では骨も羽根も筋肉も育ちません。必要なのはたんぱく質、つまり虫です。夏に2回繁殖するなら、その虫の供給が途切れないことが前提になります。
日本国内でも繁殖記録は積み上がってきました。1983年に北海道大雪山麓、2010年6月に長野県富士見町で本州初、2012年6月・7月に北海道上川町、2013年8月に兵庫県鉢伏高原で西日本初、2014年6月に岡山県真庭郡新庄村と続いています。冬鳥として知られてきた鳥が、少しずつ国内の夏の顔にもなりつつあるということです。
ここで気をつけたいのは、繁殖期の虫食いを「庭でも同じ」と考えないことです。国内で夏にジョウビタキを見られるのは、いまのところ高原や山地の限られた場所が中心。平地の庭で5月にジョウビタキらしき鳥を見たなら、まずは似た鳥の可能性を疑うほうが正確です。
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ◎ | ◎ | ○ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | ○ | ◎ | ◎ |
◎=よく見られる(もっとも観察しやすい時期) ○=見られる △=まれに見られる
渡来は10月中旬ごろ、北へ帰るのは3月末から4月中旬。4月〜9月に見られるのは国内で繁殖する高原・山地が中心です。(野鳥の教科書調べ)
冬に選ばれる木の実は、名前を覚えると庭の見え方が変わる
日本野鳥の会が挙げる15樹種を押さえる
ジョウビタキがどの木の実を食べるのかは、日本野鳥の会が種子散布の資料としてまとめています。挙げられているのはヒサカキ(ツバキ科)、ノイバラ(バラ科)、ナナカマド類(バラ科)、カラスザンショウ(ミカン科)、サンショウ(ミカン科)、ヌルデ(ウルシ科)、ハゼノキ(ウルシ科)、クロガネモチ(モチノキ科)、ツルウメモドキ(ニシキギ科)、コマユミ(ニシキギ科)、キヅタ(ウコギ科)、ネズミモチ(モクセイ科)、ムラサキシキブ(シソ科)、クサギ(シソ科)、ガマズミ(スイカズラ科)の15樹種です。
この顔ぶれには共通点があります。どれも実が小さく、丸ごと飲み込める大きさだということ。全長14〜15cmの小鳥のくちばしは、大きな果肉を削り取る道具ではありません。ひと口で入るサイズの実を、そのまま飲んで種を出す。だから同じ赤い実でも、ジョウビタキが選ぶのは粒の小さいものに偏ります。
実際に庭や公園で使えるのは、この15樹種のうち身近な数種です。生垣に使われるヒサカキとネズミモチ、街路樹や庭木のクロガネモチ、雑木林の縁に生えるヌルデとカラスザンショウ、フェンスに絡むツルウメモドキ。この6つを覚えておけば、住宅地でジョウビタキが集まりやすい場所の見当がつきます。
覚えるときのコツは、色ではなく科で束ねることです。ウルシ科のヌルデとハゼノキは茶褐色の実、ニシキギ科のツルウメモドキとコマユミは実が裂けて中から赤い種子が出る、モクセイ科のネズミモチは黒っぽい紫。科が同じなら実の見た目も近いので、はじめて見る木でも「これはあの仲間だ」と推測が効くようになります。
秋に真っ赤になる実は「早い組」
木の実には食べられるタイミングの序列があります。秋のうちに鮮やかな赤になるノイバラ、ナナカマド、サンショウ、クロガネモチは、鳥にとって見つけやすい「早い組」です。赤は緑の葉のなかで最も目立つ色で、遠くからでも位置がわかります。
目立つということは、競争が激しいということでもあります。同じ実をヒヨドリやムクドリ、ツグミも狙う。体の大きな鳥が群れで来れば、赤い実は数日で消えることがあります。ジョウビタキは群れをつくらず単独で行動するので、この争奪戦では不利な立場に置かれます。
庭で観察していると、この順番はよく見えます。10月から11月にかけて赤い実が減っていき、12月にはほとんど残っていない。そのころジョウビタキは、木の上ではなく地面や低い枝に長くいるようになります。食べ物の在庫が上から下へ移動している、という見方をすると行動が読みやすくなります。
ここが最初の失敗ポイントです。「赤い実の木を1本植えたのに、冬にジョウビタキが来ない」という相談は、この時間差が原因のことがあります。赤い実だけを頼りにすると、年内に食べ尽くされて、いちばん餌が乏しい1月から2月に何も残りません。庭に実のなる木を入れるなら、早い組だけで揃えないことが大切です。
晩秋から冬に残る黒い実は「遅い組」
対になるのが、晩秋から冬にかけて熟す黒っぽい実です。ネズミモチは晩秋に黒っぽい紫になり、ヒサカキの実も黒紫。カラスザンショウは秋に果皮が裂けて黒い種子が露出します。赤ほど目立たないぶん、大きな鳥にすぐ食べ尽くされにくく、真冬まで枝に残りやすい。
この「遅い組」が、冬のジョウビタキの命綱になります。バードリサーチの記録で越冬期の6割近くが植物質だったという結果も、赤い実が消えたあとに黒い実や裂開する実が効いている、と考えると納得がいきます。1月から2月の庭で、生垣のヒサカキやネズミモチにジョウビタキが止まっていたら、そこが冬の食堂です。
庭の設計としては、早い組と遅い組を組み合わせるのが実際的です。たとえば秋に赤くなる木を1本、生垣に黒い実の木を混ぜておく。そうすると10月から2月まで、庭のどこかに食べ物がある状態が続きます。1本ずつ植えるより、時期のリレーを意識したほうが結果が出ます。
豆知識として、実が裂けるタイプは狙い目です。ツルウメモドキやコマユミは、外側の殻が裂けて中の赤い種子が顔を出します。この状態は鳥から見つけやすく、しかも殻が割れるまで時間がかかるので、他の実が消えたあとに順番が回ってきます。フェンスに絡んだツルウメモドキを冬まで残しておくと、思わぬ来客があります。
| 樹種 | 科 | 実る時期 | 実の色・状態 |
|---|---|---|---|
| ノイバラ | バラ科 | 秋 | 赤い実 |
| ナナカマド | バラ科 | 秋 | 真っ赤な実 |
| サンショウ | ミカン科 | 秋 | 赤い実 |
| クロガネモチ | モチノキ科 | 秋 | 真っ赤な実 |
| ツルウメモドキ | ニシキギ科 | 秋 | 裂けて赤い果実が露出 |
| カラスザンショウ | ミカン科 | 秋 | 赤→裂けて黒い種子が露出 |
| ヌルデ | ウルシ科 | 秋 | 茶褐色の実 |
| ハゼノキ | ウルシ科 | 秋 | 茶褐色 |
| ネズミモチ | モクセイ科 | 晩秋 | 黒っぽい紫 |
日本野鳥の会「野鳥により種子散布される樹」の資料をもとに、ジョウビタキが食べる樹種を実る時期順に整理(野鳥の教科書調べ)
庭木の定番、ナンテンとピラカンサはどう扱うか
住宅地で「赤い実の木」といえば、まず思い浮かぶのはナンテンとピラカンサでしょう。この2つも、ジョウビタキの食べ物として資料に登場します。あきた森づくり活動サポートセンターはナンテン、ヌルデ、ツルウメモドキ、ヤマウルシを好んで食べる木の実として挙げており、ピラカンサとヒサカキも冬に食べる木の実として記録されています。
庭木として扱いやすいのはナンテンです。日陰でも育ち、実が冬まで長く残る。玄関脇や生垣の足元など、狭い場所に入れられるのも住宅地向きです。実がひと粒ずつ独立していて飲み込める大きさなので、小鳥のくちばしとも相性がいい。
ピラカンサは実付きの量が多く、枝いっぱいに実をつけます。ただし枝に鋭いトゲがあるため、通路沿いや子どもの遊び場のそばに植えると別のトラブルになります。植えるなら、人が通らない側のフェンス沿いや、庭の奥に配置するのが無難です。
もうひとつ知っておきたいのは、ナンテンもピラカンサも人が食べる実ではないということです。庭に実がなると、つい口に入れてみたくなる子どもがいます。鳥のための実であって人の食べ物ではない、と最初に伝えておくほうが安心です。剪定した枝を積んだままにすると実だけ落ちて散らかるので、片づけまでを含めて計画しておきましょう。
虫が消えるはずの真冬に、どうやって獲物を見つけているのか

高い所に止まって、地面へ飛び降りる
冬のジョウビタキが虫を捕るときの型は決まっています。見晴らしの良い杭や枝に止まり、地上にいる昆虫を見つけると飛び降りて捕まえ、また元の場所に戻る。この一連の動きを繰り返します。
なぜ止まって待つのかというと、そのほうがエネルギーが節約できるからです。体重13〜20gの小鳥にとって、飛び続けることは大きな出費になります。動かずに広い範囲を見張り、獲物を確認してから一度だけ降りる。狩りの成功率あたりの消費が最も小さいやり方です。冬に体力を削れない鳥ほど、この待ち伏せ型が合理的になります。
庭でジョウビタキを探すなら、この習性を逆手に取れます。物干し竿、フェンスの支柱、剪定した枝の切り口、ブロック塀の角。地面を見下ろせて、しかも身を隠せる高さがある場所です。逆に、視界を遮る茂みしかない庭では止まり場所が見つからず、通過するだけになりがちです。
覚えておくと便利なのは、同じ止まり場に何度も戻ってくる点です。1回見逃しても、数分待てば同じ杭に戻ってくることが多い。追いかけるより、その場で待つほうが観察は確実です。
ジョウビタキが地面と止まり場を往復していれば虫を、実のついた枝で数分粘っていれば木の実を食べています。どちらの動きをしているかで、その庭に何が足りているかが読み取れます。
越冬している昆虫と、その卵を狙う
「冬に虫はいない」というのは、人の目線での話です。多くの昆虫は成虫、幼虫、蛹、卵のいずれかの形で冬を越しています。落ち葉の下、樹皮の裂け目、枯れ草の根元、石の下。動かないだけで、そこにいるのです。
ジョウビタキが冬に食べているのは、この越冬中の虫とその卵です。動かない獲物なので、飛ぶ虫を追うより見つけるのに時間がかかる。だから真冬のジョウビタキは、1日の多くを探す作業に費やします。庭に長時間いるように見えるのは、のんびりしているのではなく、探索の効率が悪いからです。
ここから庭づくりの答えも出てきます。落ち葉をすべて掃き、雑草を根こそぎ抜き、地面をコンクリートで覆った庭には、越冬する虫の居場所がありません。逆に、落ち葉が数枚残り、枯れ草の株が残り、土がむき出しの部分がある庭は、それだけで冬の食堂になります。
注意したいのは、殺虫剤や除草剤の扱いです。庭の虫をまとめて減らすと、ジョウビタキの冬の食べ物も同時に減ります。必要な場所だけ、必要な時期だけに絞る。冬に鳥を呼びたいなら、秋以降の散布は控えめにするのが筋の通ったやり方です。
飛ぶ虫は空中で捕らえる
もうひとつの狩り方が、飛んでいる虫を自身も飛びながら捕まえるフライキャッチです。ヒタキ科の鳥に共通する行動で、暖かい日に虫が飛び始めると見られます。
この動きは見ていて特徴的です。止まり木からふわりと浮き上がり、空中で向きを変えて、また同じ枝に戻る。地面に降りる動きとは軌道が違うので、慣れると遠目でも区別がつきます。1月でも日射しの強い昼過ぎには、小さなハエやユスリカが飛ぶことがあり、そういう時間帯にフライキャッチが出ます。
観察のコツは、逆光を避けることです。空に向かって飛ぶ動きなので、太陽を背にして見ると鳥がシルエットになり、何をしているのかわかりません。太陽を背中側に置いて、明るい空ではなく建物や木を背景にした位置から見ると、動きがはっきり追えます。
豆知識として、フライキャッチが出る日は虫が動いている日、つまり庭全体の餌が増えている日です。その日はほかの小鳥も活発になります。ジョウビタキを見にきたつもりが、メジロやシジュウカラも同時に見られる、ということが起こります。
尾を振る仕草には意味がある
ジョウビタキといえば、頭を下げて尾羽を上下に振る仕草です。鳴きながら時々頭を下げる習性から、地域によっては「おじぎ鳥」とも呼ばれます。愛らしく見えますが、これは食べ物と無関係な仕草ではありません。
この尾振りには、縄張り主張と警戒の2つの意味があるとされています。冬期には「ヒッ、ヒッ、ヒッ」と細い声で鳴いたり「クワッ、クワッ」と鳴いたりしますが、これは縄張り宣言のためのものです。尾を振りながら鳴いているとき、この鳥は自分の食べ物がある範囲を主張していることになります。
だから庭で尾振りが激しくなったら、近くに別のジョウビタキがいるか、この鳥が何かを警戒しているかのどちらかです。人が近づきすぎたときも尾振りが増えます。観察していて尾振りの頻度が上がったら、それ以上詰めずに距離を保つ、という判断材料になります。
鳴き声と仕草をセットで覚えておくと、姿を見つける前に存在に気づけます。冬の朝、細い「ヒッ」が聞こえたら、周囲の高い止まり場を順に見る。それだけで発見率が変わります。

晩秋の夕方、庭やベランダのどこかから「ヒッ、ヒッ」という短くて澄んだ音が聞こえてきて、姿を探しても見つからない——毎年10月ごろになると、この声の正体をたずねる…
食べ物のありかが、なわばりの形を決めている
オスもメスも、1羽ずつ別々になわばりを持つ
ジョウビタキの越冬でいちばん変わっているのは、なわばりの持ち方です。渡来とともにオスとメスは別々になわばりを構えて生活します。つがいで一緒に冬を越すのではなく、1羽ずつが独立した生活圏を持ちます。オスもメスも一羽ずつが縄張りを持って生活するというのが、この鳥の冬の姿です。
これは食べ物の分布から説明できます。冬の餌は量が限られ、しかも探すのに時間がかかる。2羽で同じ範囲を使えば、単純に取り分が半分になります。単独でなわばりを守るほうが、越冬の生存率としては合理的だということです。バードリサーチも、なわばりは安全性や餌の豊富さに基づいていると考えられる、としています。
庭で観察していると、この独立性はよくわかります。同じ庭に2羽が同時に現れることはほとんどなく、現れれば追いかけ合いになります。「うちの庭のジョウビタキ」と言えるのは、そこが1羽の生活圏に含まれているからです。
気をつけたいのは、これを「なついている」と解釈しないことです。人の近くまで来るのは警戒心が薄いからで、人になついているわけではありません。餌をやったから来るようになった、という因果関係も成り立ちにくい。もともとそこがなわばりだった、と考えるほうが実態に近いはずです。
カーブミラーを攻撃するのは、餌場を守っているから
ジョウビタキは縄張り性が強く、車のミラーやカーブミラーに映った自分の姿をも攻撃することが知られています。渡来初期はなわばり意識が強く、ジョウビタキ同士の闘争がしばしば起こります。
なぜ鏡を攻撃するのかというと、この鳥にとって「同種の個体がなわばりに入ってきた」ことが、冬を越せるかどうかの問題に直結するからです。侵入者を追い出せなければ、限られた食べ物を分け合うことになる。相手が鏡像だと理解できなくても、まず追い払う行動を出すほうが、生存上は安全側に振れます。
住宅街では、この行動が思わぬ形で見られます。駐車場のサイドミラー、玄関の鏡、窓ガラスに映った姿。同じ場所で毎日繰り返す個体もいます。車のミラーが糞で汚れる程度で済むことがほとんどですが、気になる場合はミラーをたたむか、カバーをかけると収まります。
この行動を見かけたら、その周辺がなわばりの中心だと考えていいでしょう。攻撃の対象になっているミラーから半径数十メートルの範囲に、その鳥の食べ物と止まり場があります。実のなる木を探すなら、そこから歩き始めるのが早道です。
オスとメスで食べているものは違うのか
オスとメスが別々になわばりを持つなら、食べ物にも差が出そうに思えます。しかしバードリサーチが越冬期の記録を分析したところ、雌雄で食べ物が違っていないか調べた結果、現時点の記録では違いはなさそうでした。
体格差がほとんどないことが理由と考えられます。オスもメスも全長14〜15cm、体重13〜20gの範囲に収まる。くちばしの形も同じなら、扱える食べ物の大きさも同じになります。オスとメスで見た目は大きく違う鳥ですが、食卓は共通だということです。
これは庭づくりの上では朗報です。オス向け、メス向けと分けて考える必要がない。実のなる木と、虫が越冬できる地面。この2つが揃っていれば、どちらの個体が来ても対応できます。
ただし、記録の件数はまだ52件です。「差がなさそう」であって「差がないと確定した」わけではありません。バードリサーチの食性データベースはバードウォッチャーが観察情報を登録して参加できる仕組みなので、庭で食べている場面を確認できたら、記録を寄せる側に回るという参加のしかたもあります。
ジョウビタキの食べ物を庭で用意する、3つの現実的な方法

実のなる木を、時期をずらして入れる
最も効果が続くのは、餌を置くことではなく木を植えることです。ジョウビタキが食べる15樹種のうち、住宅地の庭に入れやすいのはヒサカキ、ネズミモチ、クロガネモチ、ナンテン、ツルウメモドキあたり。生垣に使えるもの、フェンスに絡ませられるものが混ざっています。
理由は前の章で見たとおり、実の熟す時期に差があるからです。秋に赤くなる早い組だけを植えると、大きな鳥に食べられて年内に終わります。晩秋から冬に熟す遅い組を混ぜておくことで、1月から2月という最も餌の乏しい時期まで在庫が持ちます。
具体的には、生垣にヒサカキかネズミモチを入れ、玄関脇にナンテンを1株、フェンス沿いにツルウメモドキを絡ませる、という組み合わせが管理しやすい形です。すでに庭木がある場合は、まず何が生えているかを確認するところから始めましょう。クロガネモチが1本あるだけでも、秋の来客は変わります。
失敗しやすいのは、実がつく前に強く剪定してしまうことです。多くの実のなる木は、前年に伸びた枝に花芽をつけます。夏から秋に切り詰めると、その年の実がまるごとなくなります。鳥のために植えたなら、剪定は花が終わった直後までに済ませるのが基本です。
地面を、少しだけ裸のまま残す
2つめは地面です。ジョウビタキは高い場所から地面を見下ろし、獲物を見つけて降りる狩りをします。この型が成立するには、地面が見えていることが必要です。
芝が密に生えた庭、砂利を厚く敷いた庭、全面をコンクリートで覆った庭は、この鳥にとって使いにくい場所になります。落ち葉の下や土の表面にいる越冬中の虫に、くちばしが届かないからです。逆に、土がむき出しの場所が数平方メートルあるだけで、狩り場として機能します。
おすすめは、花壇の縁や木の根元を、落ち葉を薄く残したままにしておくことです。完全に掃除するのではなく、数枚分の厚みを残す。虫の越冬場所になり、しかも鳥がくちばしでめくれる程度の厚さです。落ち葉が厚く積もりすぎると、今度は下が見えなくなるので、ほどほどが正解になります。
注意点として、この「少し放っておく」やり方は、近隣から見て手入れ不足に見えることがあります。庭全体を荒らすのではなく、目立たない一角に限って残すほうが、長く続けられます。
水場は、餌よりハードルが低い
3つめは水です。冬は水たまりが凍り、飲み水と水浴び場所が減ります。餌を置くことには法律やマナー上の議論がありますが、浅い水を置くこと自体は、鳥の食べ物を人工的に増やす行為とは性質が異なります。
置き方は単純です。浅い受け皿に水を張り、地面から少し高い位置に置く。周りに身を隠せる枝があり、しかも猫が近づきにくい場所を選びます。ジョウビタキだけでなく、メジロやシジュウカラも使います。
ただし、水場も汚れます。糞や落ち葉が入ったまま放置すると、鳥のあいだで病気が広がる原因になりかねません。日本野鳥の会も、食べ残しの餌やたまった糞を介して野鳥の間で感染症が起こる可能性を指摘しています。毎日水を替え、ぬめりが出たら洗う。この手間を続けられるかどうかで、置くべきか決めるのが正直なところです。
水を扱ったあとは手を洗う習慣もつけておきましょう。日本野鳥の会は、餌台の清掃等で糞などに触れた場合には、うがいと手洗いを十分行うよう呼びかけています。水場でも同じ配慮が必要です。

餌台にジョウビタキが来ないのは、失敗ではありません
種子中心の餌台とは、そもそも相性が違う
庭に餌台を置いてヒマワリの種を入れたのに、ジョウビタキだけ来ない。よくある相談ですが、これは設置の失敗というより食性のミスマッチです。
ヒマワリの種や麻の実を主食にできるのは、硬い殻を割れる太いくちばしを持つ鳥です。スズメ、カワラヒワ、シジュウカラなどがこれにあたります。一方でジョウビタキの食べ物は、昆虫・クモ・ミミズなどの小動物と、丸ごと飲み込める小さな木の実。くちばしは細く、種を割る道具ではありません。
実際に庭で見ていると、ジョウビタキは餌台そのものより、その周りの地面にいることが多いはずです。ほかの鳥がこぼした種のかけらを拾っているのではなく、鳥が集まることで踏み荒らされた地面や、こぼれた餌に寄ってきた虫を探していることがあります。餌台の効果はあるけれど、届き方が間接的だということです。
だから「餌台に来ない=この庭にはいない」ではありません。餌台から視線を外して、庭の隅の地面や、フェンスの上を見てみてください。オレンジ色の腹が見えるかもしれません。

庭やベランダに餌台を置いてみたものの、一羽も来ないまま数日が過ぎた。あるいは、これから置こうと思って調べ始めたら「餌付けはやめましょう」という自治体のページに行…
果実を置く場合に、考えておくべきこと
果実なら食べるのだから置けばいい、と考えたくなります。実際、切ったリンゴやミカンを台に置いてジョウビタキが来た、という観察の紹介は見かけます。ただし、実行に移す前に確認しておきたい点があります。
ひとつは、日本野鳥の会のフィールドマナーが示す立場です。同会は「餌を与える行為も、カラスやハトのように人の生活と軋轢が生じている生物、生態系に影響を与えている移入種、水質悪化が指摘されている場所などでは控える必要があります」としています。無条件に禁じてはいませんが、場所と状況によっては控えるべきだという整理です。
もうひとつは、東京都環境局が示す考え方です。「野生鳥獣は、厳しい自然の中で自ら餌を探して生活しています。そのため、むやみやたらに人が保護したり餌を与える必要はありません」と明記されています。人が手を出さなくても成り立つのが基本、という前提から出発するのが妥当でしょう。
そのうえでもし置くなら、条件を絞ることです。自然の餌が乏しい真冬に限り、少量を、毎日片づけられる範囲で。果実は傷みやすく、放置すれば腐敗とカビの原因になります。食べ残しを翌日まで残さない管理ができないなら、置かない判断のほうが鳥のためになります。
衛生管理を甘く見ると、餌台が病気の中継点になる
2つめの失敗パターンがここです。餌台を置いたあと、掃除の頻度が落ちていく。これは実害が出ます。
原因は単純で、餌台は「本来なら別々に食べていた鳥が、同じ皿に口をつける場所」だからです。食べ残しやたまった糞を介して、野鳥の間で感染症が起こる可能性があると日本野鳥の会は指摘しています。自然界では起きにくい濃度の接触を、人が作り出してしまうわけです。
対策は、置く前に掃除の予定を決めることに尽きます。餌は少量ずつ、その日に食べきる量だけ。湿ったりカビが出たりした餌は捨てる。台に糞がたまったら洗う。この作業を週にどれだけできるかを先に見積もって、無理なら置かない、と決めるのが誠実なやり方です。
清掃したあとの自分の衛生も忘れないでください。糞などに触れた場合には、うがいと手洗いを十分に行う。手袋を用意しておくと習慣化しやすくなります。
鳥インフルエンザが確認されたときの目安
冬は高病原性鳥インフルエンザのニュースが増える季節でもあります。餌台をやめるべきかどうか、判断の目安が公表されています。
日本野鳥の会は、家庭の餌台における野鳥からの感染リスクは低いとしたうえで、ご自宅の近く(10キロ圏内が目安)で野鳥から高病原性鳥インフルエンザが確認された場合は、給餌を自粛することが望ましいと示しています。「近所で出たら止める」という具体的な線引きがあるということです。
また、野鳥の死体を見つけた場合は素手では触らないこと、複数個体が原因不明で死んでいる場合は地域の行政機関に連絡することも呼びかけられています。1羽の死体を見つけただけで慌てる必要はありませんが、触らないという原則は守ってください。
感染リスクをどう受け止めるかは人によって差があります。ここで大切なのは、公的な情報源を確認して判断することです。自治体の発表と日本野鳥の会の案内を見て、自分の地域の状況に合わせて決めるのがいちばん確かです。
餌台や水場を置くなら、清潔に保つことが前提です。日本野鳥の会は、食べ残しの餌やたまった糞を介して野鳥の間で感染症が起こる可能性を指摘し、清掃で糞などに触れた場合はうがいと手洗いを十分行うよう呼びかけています。自宅の近く(10キロ圏内が目安)で野鳥から高病原性鳥インフルエンザが確認された場合は、給餌を自粛することが望ましいとされています。
日本野鳥の会「フィールドマナー」
餌をあげる前に知っておきたい、法律とマナーの線引き
捕獲・飼育は原則として禁止されている
庭に来るジョウビタキがかわいくて、捕まえて飼いたいと考える人がいます。これははっきり違法になり得ます。
環境省は、鳥獣の捕獲について「環境大臣又は都道府県知事の許可を得て行うか、狩猟者登録を受けて行う場合以外は、鳥獣の捕獲は原則として禁止されております」と説明しています。根拠になるのは鳥獣保護管理法、正式には鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律です。
罰則も定められています。環境省は「鳥獣保護管理法に違反して野生の鳥獣を捕獲した場合は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます」と明記しています。網やかごで捕まえる行為はもちろん、卵やヒナを持ち帰ることも捕獲にあたります。
許可される捕獲は、学術研究、農林水産業や生態系への被害防止、特定鳥獣保護管理計画に基づく個体数調整、傷病鳥獣の保護などに限られます。個人が「かわいいから」で飼うことは、この中に入りません。庭に来る鳥は、庭にいるまま眺めるのが正しい距離です。
餌付けは、条件を外して語れない
餌をあげること自体は捕獲と違い、法律で一律に禁じられているわけではありません。ただし、無条件に推奨できる行為でもありません。
日本野鳥の会のフィールドマナーは「や・さ・し・い・き・も・ち」の7つの標語で構成され、野鳥たちの生活におじゃまさせてもらっている立場を認識することを基本に据えています。餌については、人の生活と軋轢が生じている生物、生態系に影響を与えている移入種、水質悪化が指摘されている場所などでは控える必要がある、という書き方です。場所と相手を見て判断せよ、という趣旨だと読めます。
また、お弁当の食べ残しなどが雑食性の生物を増やすことで自然のバランスに悪影響を与える、とも指摘されています。意図した給餌でなくても、食べ物を残せば影響が出るということです。公園で観察する場合は、ゴミを持ち帰るところまでがマナーに含まれます。
自治体によっては、野鳥への餌やりを条例で規制している例もあります。庭で何かを置こうと考えているなら、まず住んでいる自治体の案内を確認するのが順序として正しいでしょう。環境省「野生鳥獣の違法捕獲の防止」のページも、あわせて目を通しておくと判断がぶれません。
弱った鳥やヒナを見つけたときの正解
冬の庭で、動かないジョウビタキを見つけることがあります。かわいそうだから保護したい、と思うのは自然な反応です。ただ、その手が逆効果になることがあります。
東京都環境局は、ケガをした野鳥について「かわいそうだからといって無理に保護しようとすることがかえってストレスとなり、さらに衰弱させる要因となる場合があります」としています。人に捕まえられること自体が、野生の鳥にとっては強いストレスになるからです。
ヒナについても同じです。巣立ったばかりのヒナ(特に4月から6月)はうまく飛べずに地面に落ちてしまうことがよくあるものの、大半は人間が干渉する必要のない元気なヒナなので、拾って保護する必要はないと案内されています。親鳥が近くで見守っていることが多く、人がそばにいると親が戻れません。
交通事故など人為的な原因でケガをしている場合は、都道府県の野生鳥獣担当部署に相談する道があります。まずは自分で判断せず、行政に電話するのが確実です。触れる必要が出た場合も、素手は避けてください。
観察するときの距離感が、いちばんの配慮になる
ジョウビタキは警戒心が薄く、人の数メートル先まで来ることがあります。だからこそ、こちらが距離を詰めすぎないことが大切です。
目安になるのが、この記事で見た尾振りです。尾を振る行動は警戒しているときによく見られるとされています。観察中に尾振りの頻度が上がったり、鳴きながら移動し始めたりしたら、それは「近い」という合図です。そこで足を止めるか、一歩下がる。それだけで鳥は落ち着きます。
写真を撮りたい場合も、追いかけないことです。ジョウビタキは同じ止まり場に何度も戻る習性があるので、待っていればチャンスは来ます。追えば逃げ、待てば戻る。この鳥に関しては、待つほうが結果が出ます。
庭で観察するなら、窓の内側から見るのが最も負担が少ない方法です。カーテンの陰から双眼鏡で覗けば、鳥は人の存在に気づきません。冬の寒さをしのげるという実利もあります。庭に出るのは、鳥がいない時間帯にしておきましょう。
まとめ:ジョウビタキの食べ物は、虫と木の実の切り替えで読み解ける
この冬、まずやってみてほしいのは、庭に生えている木の名前を1つ確認することです。生垣がヒサカキやネズミモチなら、晩秋から冬にかけて黒っぽい実がつきます。クロガネモチやナンテンがあるなら、秋に赤い実がなります。その木がいつ実をつけるかがわかれば、ジョウビタキがどの時期に庭を使うかも見えてきます。餌を買い足す前に、いま手元にあるものを数えるところから始めてみてください。
※法令の運用や自治体の条例、鳥インフルエンザの発生状況は変わることがあります。最新情報は環境省・お住まいの自治体・日本野鳥の会の公式サイトでご確認ください。

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