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シジュウカラの巣箱は入口28mmが基準|高さ・向き・設置時期を公的データで解説

庭の木にシジュウカラが来るようになって、「巣箱を掛けたら住んでくれるだろうか」と考えたことはありませんか。ホームセンターで巣箱を眺めてみたものの、大きさも穴の径もばらばらで、どれを選べばいいのか決めきれずに帰ってきた——そんな入口でつまずく人は少なくありません。

先に結論を書きます。シジュウカラに巣箱を使ってもらううえで効いてくるのは、木材の高級さでもデザインでもありません。出入口の穴の直径を2.8cm(28mm)にすること地面から2メートル以上の高さに掛けること、そして秋から冬のうちに掛け終えておくこと。この3点が揃っていないと、せっかく用意した巣箱が一年まるごと空き家になります。

この記事では、巣箱の寸法と穴径の考え方から、掛ける場所と向き、掛ける季節、箱の中で進む子育ての日程、スズメやヘビへの備え、観察していいラインと法律上やってはいけないことまでを順番に整理します。数字は環境省・東京大学先端科学技術研究センター・日本野鳥の会・大学や公園の調査記録といった一次情報から拾いました。

📌 押さえておきたいポイント

・シジュウカラ用の巣箱は出入口の穴が2.8cm(28mm)。ここが最初の分かれ道
・掛ける高さは地面から2メートル以上、入口はやや下向きに
・設置は秋から冬。春に掛けても間に合わないことが多い
・卵から巣立ちまでの日程と、覗いていい範囲・法律で禁じられている行為

目次

シジュウカラの巣箱づくりは「入口28mm」から始まる

入口28mmが、シジュウカラの指定席になる理由

シジュウカラ用の巣箱を作る・選ぶときに最初に決めるのは、出入口の穴の直径です。答えは2.8cm、つまり28mmです。日本野鳥の会が販売しているシジュウカラ用の巣箱キットも、出入口の穴の直径は2.8cmで作られています。

なぜこの数字なのか。理由は、シジュウカラの体格と、同じく穴で子育てをするライバルの体格の差にあります。シジュウカラは全長15cm前後の小鳥で、体重は11〜20g前後。一方、住宅地でもっとも競合しやすいスズメは、シジュウカラより少し体が大きい。穴を28mmに絞ると、カラ類はどうにか通り抜けられて、体の大きいスズメは入れないという状態が作れます。穴の直径が28mmならシジュウカラやヤマガラ、32mmにするとスズメが好む大きさになる、という整理です。

実際の判断はシンプルです。市販キットを買うなら仕様欄の「穴径2.8cm」を確認する。自分で穴をあけるなら、28mmの自在錐やホールソーを用意して、それより大きくしない。ドリルの刃が振れて穴が広がると、それだけでスズメが通れる径になってしまうので、板を固定してからあけるのが安全です。

ここで見落とされがちなのが、「大きめに作っておけばシジュウカラも入れるから問題ない」という発想です。穴が大きい巣箱にもシジュウカラは入れますが、先に巣作りを始めていても体力に勝るスズメに追い出されることがあります。大は小を兼ねない、というのが巣箱の穴の考え方です。

箱の外寸は縦13×横18×深さ30cmが一つの目安

穴の次に迷うのが箱そのものの大きさです。ひとつの基準になるのが、日本野鳥の会のシジュウカラ・カワラヒワ用巣箱U(組み立てキット)の外形サイズで、縦13×横18×深さ30cmとなっています。手元に定規がなくてもイメージしやすいよう言い換えると、A5の紙より少し小さい底面に、30cmの深さがある縦長の箱です。

深さが必要なのには理由があります。シジュウカラはコケを敷き詰め、その上にシカの毛などの獣毛で産座を作ります。巣材が積み上がるぶん、卵の位置は底より高くなる。さらに卵は8〜10個入ることが多く、育つとヒナが箱の中でかなりの体積を占めます。出入口から巣の底までの距離が短いと、外から手を伸ばせる位置にヒナが来てしまいます。

具体的な作り方としては、外寸を先に決めるより、板厚を決めてから内寸を逆算する方が失敗しません。屋外で数年もたせるには板が薄すぎると反りやすいので、市販キットと同程度の厚みの無垢板を使うのが無難です。

豆知識として、底板には水抜きの小穴を、側面上部には通気の穴を設ける設計がよく見られます。雨が入る前提で作っておくと、梅雨どきの巣が湿って傷むリスクを下げられます。

材はトドマツ。市販キットと手作り、どちらを選ぶか

結論から言うと、初めての1個は市販キットを選び、2個目以降を自作に切り替えるのが現実的です。日本野鳥の会 バードショップオンラインのシジュウカラ・カワラヒワ用巣箱U(組み立てキット)は3,960円で、材質はトドマツ、外形サイズは縦13×横18×深さ30cm、出入口の穴の直径は2.8cmです。

キットを勧める理由は、穴径と寸法という「あとから直せない部分」がすでに決まっているからです。木工の腕前に関係なく、組み立てさえすれば規格どおりの巣箱になります。自作の場合、28mmの穴あけと直角の出し方でつまずくことが多く、最初の1年を寸法の失敗で使い切ってしまいがちです。

一方、自作にしかない利点もあります。掃除のために開ける面をどこにするか、屋根の張り出しをどこまで伸ばすか、取り付け金具をどうするかを、掛ける場所に合わせて調整できる。庭木の幹が細い、壁面に付けたい、といった条件があるなら自作の方が収まりよく仕上がります。

注意したいのは、材質と塗装の扱いです。市販キットが無塗装の針葉樹で作られていることからも分かるように、木肌のままで機能します。防腐塗料を使う場合でも、内側と出入口まわりまで塗り込む必要はありません。

27mmと28mm、資料によって数字が違うのはなぜ?

巣箱を調べていると、シジュウカラ用の穴径が「約27mm」と書かれた資料と「28mm」と書かれた資料の両方に出会います。結論としては、どちらでも大きな差はありません。27mmから28mmという幅で捉えておけば十分です。

数字がぶれる背景には、シジュウカラという鳥自体の個体差と地域差があります。日本のシジュウカラは4亜種に分かれていて、亜種シジュウカラは九州以北で留鳥または漂鳥、ほかに奄美大島と徳之島の亜種アマミシジュウカラ、沖縄諸島の亜種オキナワシジュウカラ、石垣島と西表島の亜種イシガキシジュウカラがいます。体格が完全に一律ではない鳥に対して、ミリ単位の唯一解を出すこと自体が難しいわけです。

下の表は、穴の直径ごとにどんな鳥が使いやすくなるかを、公開されている資料の記述をもとに整理したものです(野鳥の教科書調べ)。

比較項目 直径28mm 直径32mm 直径50mm
主に想定される利用者 シジュウカラ・ヤマガラ スズメが好む大きさ ムクドリ用とされる径
シジュウカラは入れるか 入れる 入れる 入れる
スズメは入れるか 入れない設計 入れる 入れる
住宅地での向き不向き カラ類を呼ぶなら第一候補 カラ類狙いには不向き カラ類狙いには不向き

森や林ではスズメがほとんどいないため穴径の影響は小さくなりますが、人家の近くではスズメに横取りされる可能性が高くなります。庭やベランダに掛けるなら、28mmを選ぶ意味は大きいと言えます。

掛ける場所選びで、住んでもらえるかが決まる

高さは地面から2メートル以上を確保する

巣箱を掛ける高さの目安は、地面から2メートル以上です。キヤノンのバードブランチプロジェクトが公開している設置解説でも「地面から2メートル以上の高所に架けます」と示されています。別の資料では2〜3mくらいという表現も使われており、上限としては地上から3mくらいまでを一つの範囲と考えると扱いやすくなります。

高さが必要な理由は、地上性の捕食者と人間の両方から距離を取るためです。低い位置の巣箱はネコが飛びつける高さになりますし、通行人が手を伸ばせる位置だと、悪意がなくても覗き込まれます。親鳥は人が近くにいると巣に近寄れなくなるので、それだけで子育てが止まります。

実際に高さを決めるときは、脚立を使わずに手が届く位置を避けるのが目安になります。ただし、あまり高くすると秋の掃除ができません。掃除ができない高さに掛けてしまうと、翌年からは使えなくなります。自分が安全に脚立で作業できる上限のうち、いちばん高いところを選ぶという決め方が現実的です。

やりがちな失敗が、ベランダの手すりや物置の壁など、掃除しやすさだけで低い位置に決めてしまうことです。掛けやすさと入居のしやすさは別問題だと割り切って、高さを先に決めてください。

入口はやや下向きに。真上を向いた穴は雨をためる

出入口の向きは、入口をやや下に向けるのがポイントとされています。地面に対して垂直か少し下向きにして、雨が入らないようにするという説明の仕方もあります。要するに、穴が空を向いてはいけません。

理由は雨と直射日光です。巣の中はコケと獣毛でできているので、水を吸うと乾きにくく、ヒナの体温を奪います。穴が上を向いていると、横なぐりの雨がそのまま巣材に落ちる構造になってしまいます。屋根を前に張り出させ、箱をわずかに前傾させて取り付けると、この問題はほぼ解消します。

方角については、穴の位置を北か東方向に向けるという考え方が知られています。夏の西日が直接穴に差し込む向きを避けるのが目的です。庭の条件で北や東に向けられない場合は、樹冠の陰になる位置を選ぶ、屋根を大きめにするなど、日射を遮る工夫で代替します。

知っておくと役に立つのは、「掛け直しは可能だが、時期を選ぶ」ということです。向きを間違えたと気づいても、鳥が使い始めてからでは動かせません。掛けた直後か、繁殖期が終わったあとに調整してください。

太い横枝のそばを避ける——ネコとヘビの通り道になる

設置場所を選ぶときは、ネコやヘビに襲われないように、近くに太い横枝がある場所などは避けたほうがよいとされています。高さを確保しても、巣箱のすぐ横に足場になる枝があれば、捕食者はそこまで登って待ち構えられるからです。

ヘビは実際に脅威として認識されています。シジュウカラは、ヘビを示す警戒声を聞くと地面を探し、タカを示す警戒声を聞くと空を見上げるという行動を取ることが、東京大学先端科学技術研究センターの鈴木俊貴准教授の研究で示されています。鳴き声で捕食者の種類を区別して伝えるほど、彼らにとってヘビは日常的な危険だということです。

選び方の実務としては、幹に直付けする場合は、巣箱の上下左右1メートルほどに太い枝の分岐がない位置を探します。細い枝しかない場所なら、ネコは体重を支えられません。庭の塀や物置の屋根から飛び移れる位置関係になっていないかも、掛ける前に一度立って確認してみてください。

注意点として、幹に金属の忍び返しを巻くような対策は、樹木を傷めることがあります。まずは場所選びで解決するのが基本です。

🏠 手順ステップガイド

Step1:場所を選ぶ(人の動線から外れ、太い横枝が近くにない幹や壁面を探す)
Step2:高さを決める(地面から2メートル以上。ただし秋に脚立で掃除できる高さに留める)
Step3:向きを決める(穴の位置を北か東方向に向け、入口はやや下向きにする)
Step4:固定する(ひもなどで上と下の2箇所を留め、揺れないことを手で確かめる)
完了! あとは離れて見守るだけ。掛けた翌春に使われなくても、秋に掃除して掛け直せば次の機会があります

固定はひもで上下2箇所。1点吊りにしない

取り付け方は、ひもなどで上と下の2箇所を、木などにしっかり留めるのが基本です。1点で吊るす方式にすると巣箱が回転し、せっかく決めた向きが風で変わってしまいます。

2箇所留めが効くのは、揺れの抑制にもなるからです。強風で箱が振られると、中の卵やヒナが揺さぶられますし、親鳥にとっても着地しづらい場所になります。取り付けたあと、手で軽く押してみて動かないことを確かめてください。

樹木に掛ける場合、幹に釘を打つ方法は木を傷めるため、ひもやベルトで巻いて固定する方法が推奨されます。幹は年々太くなるので、締めっぱなしにすると食い込みます。年に1度のお手入れのタイミングで、締め具合をゆるめ直すところまでをセットにしてください。

豆知識として、固定に使うひもは、紫外線で劣化しにくい素材を選ぶと交換の手間が減ります。掛けた年は問題なくても、2年目の春に切れて落下、という事故は避けたいところです。

秋から冬に掛けた人が、春に得をする

なぜ秋なのか——冬のねぐらが「下見」になる

巣箱を掛ける時期は、秋から冬にかけてが適しているとされています。野鳥の繁殖は3月〜5月ごろに始まるため、それよりも前に掛けておく、という考え方です。

理由は、鳥が巣箱を認識するまでに時間がかかるからです。巣箱を利用する野鳥が巣作りを始める春よりも前に設置しておくと、利用される可能性が高くなります。冬のあいだに寒さをしのぐ場所として出入りしていれば、春に「使える穴」として選ばれやすくなるわけです。

具体的なスケジュールに落とすと、10月から12月のうちに掛け終えるのが理想です。庭仕事の予定に組み込むなら、落ち葉掃除のタイミングと合わせると忘れません。冬は葉が落ちて枝ぶりが見えるので、太い横枝の位置を確認しながら場所を選べるという実務上の利点もあります。

注意点として、秋に掛けたからといって必ず使われるわけではありません。掛けた翌春に空き家でも、掛けっぱなしにせず秋に点検して掛け直せば、次の年に使われることがあります。

巣箱の年間カレンダー(本州の場合)

1年の流れを頭に入れておくと、いつ何をすればいいかで迷わなくなります。巣作りが始まるのは3月下旬〜4月上旬、産卵は4月中旬からというのが、大阪の万博記念公園で行われた巣箱調査の記録です。地域差もあり、北海道大学 小泉研究室の解説では、本州では3月後半〜4月上旬に繁殖が始まるが、北海道では遅く5月上旬からになる、とされています。

🗓 巣箱の年間カレンダー

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

◎=もっとも動きのある時期(3〜5月は巣作り・産卵・育雛、10〜11月は掃除と設置の適期) ○=関連する動きがある時期 △=静かな時期

この表の見方はシンプルです。3月から5月は箱に近づかない期間、10月から11月は手を入れる期間、と割り切ってください。7月から8月に△が並ぶのは、繁殖が一段落して巣箱の出番が少なくなるためです。

意外に思われるのが、1月と2月に○が付いている点です。この時期は繁殖こそしませんが、冬のねぐらとして使われることがあります。掛け忘れていたことに冬に気づいた場合でも、この時期に掛ければ春までの下見期間を確保できます。

失敗パターン①:3月に慌てて掛けて、1年空振りする

もっとも多い失敗が、春に鳥を見て「今から巣箱を」と思い立ち、3月に掛けるパターンです。原因は、繁殖の開始時期を実際より遅く見積もっていることにあります。本州では3月後半〜4月上旬にはもう巣作りが始まっているので、3月に掛けた箱は、鳥からすれば「昨日いきなり現れた穴」です。

対策は2つあります。1つは、思い立った年は無理に間に合わせようとせず、そのまま掛けておいて秋に一度おろし、掃除して掛け直すこと。もう1つは、翌年のために設置の予定を秋に入れてしまうことです。カレンダーアプリに10月のリマインダーを入れておくだけで、翌年の結果が変わります。

この失敗が痛いのは、1回の空振りが丸1年になることです。繁殖のチャンスは年に1シーズンしかないため、3月の判断ミスは翌年の春まで取り返せません。

なお、3月に掛けた巣箱がその年に使われる可能性がゼロというわけではありません。巣作りは長くて2週間かかりますが、シーズンも後半になると時間がないため1日で完成させてしまうこともあると報告されています。急いでいるつがいが見つけてくれることはあり得ます。期待しすぎない、というくらいの構え方が適当です。

春に間に合わなかったときの、現実的な選択

すでに春になってしまった場合の最善手は、「掛けて、放っておく」ことです。撤去する必要はありませんし、置き場所を何度も変える方が逆効果になります。

理由は、巣箱が認識されるまでの時間が必要だからです。移動させるたびに、その場所での「見慣れた穴」という状態がリセットされます。春に掛けたなら、そのまま夏を越し、秋に一度おろして掃除・補修し、同じ場所に掛け直す。この流れが、翌春にもっともつながります。

やることが何もないのが物足りない、という場合は、庭に来ているシジュウカラの行動を記録しておくのがおすすめです。どの木にいつ来るか、どの高さを移動するかが分かると、秋の掛け直しで場所の精度が上がります。

知っておきたいのは、シジュウカラが冬は群れ、春はつがいで過ごすということです。群れに出会うのは巣立ち後の5月中旬から翌年の3月まで。庭に数羽まとまって来るようになったら、そこは彼らの行動圏に入っている証拠です。

箱の中では何が起きているのか——コケ、卵、そして巣立ち

まずコケ、その上に獣毛。産座ができるまで

巣箱が使われ始めると、最初に運び込まれるのはコケです。北海道大学 小泉研究室の解説によると、営巣はコケを敷き詰めることから始まり、その後、シカの毛などの獣毛を使って卵を産むための産座を作ります。

この順番には意味があります。コケは保温とクッションの役割を持ち、その上に敷かれる獣毛は、卵とヒナが直接触れる柔らかい層になります。庭に掛けた巣箱でも、親鳥が繰り返しコケをくわえて往復する姿が見られる時期があり、それが営巣開始のサインです。

巣作りにかかる期間は、長くて2週間とされています。ただしシーズン後半には1日で完成させてしまうこともあり、進み方には幅があります。「先週はまだ空だったのに」という速度で状況が変わることもあるので、観察する側は毎日の変化を追いたくなりますが、ここが我慢のしどころです。

豆知識として、巣材にコケが使われるということは、庭にコケが生えている環境が営巣の助けになるということでもあります。庭の隅のコケを全部剥がしてしまうより、日陰の一角を残しておく方が、巣箱と相性がよくなります。

1日1個ずつ、8〜10個。産卵は静かに進む

産卵は1日に1個ずつ進みます。産卵数は8〜10個が普通で、範囲としては4〜12個。北海道大学 小泉研究室の記録では卵数は平均で10個とされています。小鳥1羽が10個の卵を産むというのは、体格から考えるとかなりの負担です。

1日1個というペースは、観察のうえでも役に立つ知識です。研究の現場では、産卵開始日は1日1個ずつという性質を利用して、卵数から初卵日を逆算して特定されます。庭の巣箱で日程を推し量りたい場合も、この性質が手がかりになります。

実際の見分け方としては、外から中を見なくても判断できるポイントがあります。産卵期に入ると、親鳥の出入りの回数が巣作り期より減り、静かになります。コケをくわえた往復が止まって数日たったら、卵が入っている可能性が高いと考えてください。

注意点として、この時期に箱を開けるのは避けます。産卵から抱卵にかけては巣が放棄されやすい局面です。「何個産んだか知りたい」という気持ちは分かりますが、確認した結果として繁殖が失敗すれば、卵の数を数えた意味がなくなります。

抱卵13〜14日、巣立ちまで18〜20日という日程

卵がそろうと抱卵が始まります。万博記念公園の巣箱調査によれば、抱卵日数は13〜14日で孵化し、孵化は数時間〜1〜2日で全て終わります。そして巣立ちまでの日数は孵化後18〜20日です。北海道大学 小泉研究室の解説では、孵化から巣立ちまでの期間は平均で17日と報告されています。

この日程を頭に入れておくと、巣箱の前でどう振る舞えばいいかが決まります。抱卵に入ってから巣立ちまでは、およそ1か月。この1か月は箱に近づかない期間だと決めてしまえば、判断に迷いません。

育雛が始まると、外からでも分かるほど動きが激しくなります。万博記念公園の調査では、給餌回数は1時間当たり平均13.5回(5箇所調査)、雛1羽当たりでは1時間に1.5回と記録されています。親鳥が青虫をくわえて数分おきに戻ってくるようになったら、中でヒナが育っている段階です。

豆知識ですが、この時期の親鳥は庭の毛虫や青虫を運び続けます。巣箱を掛けている期間は、庭で殺虫剤を使う判断も変わってきます。ヒナの食べ物を減らさないという観点を、庭仕事に足しておいてください。

🐦 野鳥スペックカード

分類 スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属(学名 Parus minor)
全長 全長15cm前後(13〜15cmとする資料もあります)
見られる季節 通年(留鳥または漂鳥)。巣箱の利用は3月〜6月
生息環境 平地から山地の林、市街地の公園や樹木の多い住宅地
鳴き声 ヘビには「ジャージャー」、オオタカには「ヒヒヒ」、餌を見つけたときは「ヂヂヂ」と使い分ける
よく見られる場所 小笠原諸島、大東諸島を除く日本全国

巣立ち率49.4%という数字を、どう受け止めるか

万博記念公園の調査では、平均育雛数8.1羽に対して平均巣立ち数は4.6羽、平均巣立ち率は49.4%と記録されています。孵ったヒナのうち、巣立てるのはおよそ半分ということです。

この数字を先に知っておく意味は、心の準備ができることにあります。巣箱を掛けて子育てを見守ると、全員が無事に飛び立つ物語を期待してしまいます。けれど自然の状態では、半分が巣立てば標準的な結果です。うまくいかなかった年があっても、掛け方が間違っていたとは限りません。

同じ調査では、2002年2月に設置された70個の巣箱のうち、繁殖が確認されたのは29個、巣材のみが21個、シジュウカラ以外の鳥が営巣したのが2箇所という内訳も示されています。つまり、掛けた巣箱の全部が繁殖に使われるわけではありません。

ここから引き出せる実務的な結論は、「1個掛けて使われなくても、掛け方の失敗と決めつけない」ということです。場所と向きと時期の3点を守ったうえで、複数年見ていく。それが巣箱との付き合い方になります。

シジュウカラの巣箱を横取りする三者と、その防ぎ方

スズメ——穴の径で、先に決着をつけておく

住宅地でもっとも競合しやすいのがスズメです。対策は事前に済ませます。出入口の穴の直径を28mmにしておけば、カラ類よりも身体が少し大きいスズメは入れない設計になります。

この対策が効くのは、争いが起きる前の段階で物理的に決着をつけているからです。穴が大きい巣箱では、先に巣作りを始めたカラ類が、体力に勝るスズメに追い出されることがあります。あとから追い払うことはできませんから、径で勝負を決めておくのが唯一の実務的な手段です。

掛ける環境によって、必要性の度合いは変わります。森や林に取り付ける場合はスズメがまずいないため、径の影響は小さくなります。一方、人家の近くに取り付ける場合は、スズメに邪魔される可能性が高くなります。庭やベランダなら、28mmを外さないでください。

注意点として、穴に金具や補強板を後付けして径を絞る場合は、縁が鋭くならないようにします。羽根を傷めるような縁の処理は避け、木で作った当て板を内側から重ねる方法が扱いやすいです。

ヘビとネコ——登らせない、飛び移らせない

捕食者への備えは、場所選びでほとんど決まります。ネコやヘビに襲われないように、近くに太い横枝がある場所などは避けたほうがよい、というのが基本の考え方です。

ヘビが現実的な脅威であることは、シジュウカラの行動からも読み取れます。ヘビを示す警戒声を聞いたシジュウカラは地面を探し、タカを示す警戒声では空を見上げる。捕食者ごとに専用の声を持っているということは、それだけ遭遇の頻度が高いということです。

具体的な確認方法として、掛ける予定の場所に立ち、そこへ至るルートを目で追ってみてください。塀から枝へ、枝から巣箱へと足場がつながっていないか。庭木の根元に物置やプランター台が置かれていないか。ネコは助走と足場さえあれば、思ったより高いところまで届きます。

豆知識として、巣箱の下に太い枝や止まり木を付けないという設計上の配慮もあります。親鳥は穴に直接飛び込めるので、止まり木は必須ではありません。あると捕食者の足場になり得ます。

ヤマガラなど別のカラ類が入ったら、どうする

28mmの穴には、シジュウカラのほかにヤマガラも入ります。もしヤマガラが先に営巣を始めたら、そのまま見守ってください。追い出すことはできませんし、してはいけません。

理由は法律にあります。鳥獣又は鳥類の卵については、狩猟により捕獲する場合を除いて、原則としてその捕獲、殺傷又は採取が禁止されています。営巣中の巣に手を出す行為は、この原則に触れる可能性があります。「シジュウカラ用に作ったから」という理由は通りません。

実際の対応としては、翌年に向けて巣箱をもう1つ増やすのが現実的です。ただし増やし方には注意点があり、この点は後の見出しで触れます。同じ庭に何個も並べるより、離れた場所に1つ足す方が向いています。

知っておくと面白いのが、巣材の違いです。コケと獣毛で産座を作るのはカラ類に共通する作りですが、羽毛や紙くずが目立つ巣材が積まれていれば、別の鳥が使っている可能性があります。中を見なくても、周囲に落ちた巣材から想像がつくことがあります。

📌 押さえておきたいポイント

横取り対策は「掛ける前」にほぼ終わります。①穴は28mm(スズメが入れない径)②太い横枝のそばを避ける(ネコ・ヘビの足場を作らない)③止まり木は付けない。掛けたあとにできることは、近づかないことだけです。

失敗パターン②:覗きすぎて、巣を放棄させてしまう

2つ目の失敗が、観察したい気持ちが勝って、巣箱を頻繁に開けたり近づいたりしてしまうことです。結果として親鳥が戻らなくなり、卵やヒナが残されます。

原因は、人の存在が親鳥の行動を止めることにあります。東京都環境局は、巣立ちヒナについて「人がそばにいると、かえって親鳥はヒナに近寄れません」と説明しています。これは巣箱でも同じで、箱の前に人が立っている間、親鳥は餌を運べません。給餌が1時間に13.5回のペースで行われている時期に人が長居すれば、その分だけヒナの食事が止まります。

対策は、観察のルールを先に決めておくことです。箱に近づくのは秋の掃除のときだけ。繁殖期は、離れた場所から親鳥の出入りを見る。どうしても中の様子を知りたければ、掛ける前に巣箱用のカメラを内蔵させておく。あとから開けて確かめる方法を選ばない、というのが要点です。

豆知識として、記録は「箱」ではなく「親鳥」を見れば取れます。何をくわえて戻ったか、1時間に何回往復したか、いつから往復が止まったか。これだけで、巣作り・産卵・育雛・巣立ちの段階はほぼ判別できます。

覗きたい気持ちと、法律の線引き

卵とヒナに手を出せない理由は、法律で決まっている

巣箱を掛けると、中を見たくなります。ただし、卵やヒナに触れる行為には法律上の制約があります。環境省は、鳥獣又は鳥類の卵については、狩猟により捕獲する場合を除いて、原則としてその捕獲、殺傷又は採取が禁止されていると示しています。

例外として捕獲等が認められるのは、生態系や農林水産業への被害防止、または学術研究上の必要性が認められる場合で、許可を受けたときです。許可権者は、国指定鳥獣保護区内の捕獲・希少鳥獣の捕獲・かすみ網を用いた捕獲については環境大臣、それ以外の鳥獣捕獲については都道府県知事とされています(多くの都道府県では市町村長に権限が移譲されています)。

庭の巣箱に置き換えると、「卵を持ち出す」「ヒナを連れて帰る」「巣を取り出す」といった行為は、この枠組みの中で考える必要があるということです。東京都環境局も「許可なく野鳥を飼うことは法律で禁止されています」と明記しています。

判断に迷う場面が出たときは、自分で解釈せず、お住まいの自治体の鳥獣保護の担当窓口に相談してください。地域によって運用が異なる部分があります。

⚠️ 注意:必ず知っておきたいこと

営巣中の巣箱から卵や巣を取り出す、ヒナを連れ帰る、といった行為は、鳥獣保護管理法の捕獲・採取にあたる可能性があります。環境省は、鳥獣および鳥類の卵について、狩猟による場合を除き原則としてその捕獲・殺傷・採取を禁止しています。判断に迷う場合は自分で結論を出さず、自治体の鳥獣保護担当窓口に問い合わせてください。

日本野鳥の会が示す「ち=近づかないで、野鳥の巣」

観察のマナーについては、日本野鳥の会が「や・さ・し・い・き・も・ち」という7文字の標語を示しています。最後の「ち」が「近づかないで、野鳥の巣」です。

7つの内容は、や=野外活動、無理なく楽しく/さ=採集は控えて、自然はそのままに/し=静かに、そーっと/い=一本道、道からはずれないで/き=気をつけよう、写真、給餌、人への迷惑/も=持って帰ろう、思い出とゴミ/ち=近づかないで、野鳥の巣、と並びます。巣箱の観察に直接効いてくるのは「し」「き」「ち」の3つです。

庭の巣箱は自分の敷地にあるので、つい例外だと考えがちです。けれど、近づかれて困るのは鳥の側の事情であって、土地の所有者が誰かは関係ありません。自宅の庭でも、繁殖期は距離を取ってください。

写真についても同じ標語が触れています。巣箱に近づいてフラッシュを使う、三脚を巣箱の正面に据えて長時間張り付く、といった撮り方は避けます。望遠で離れた位置から狙う方が、結果として自然な行動が撮れます。

巣立ちヒナを見つけても、拾わない

巣立ちの時期になると、地面や低い枝に幼い鳥がいるのを見つけることがあります。基本の対応は、そのままにしてそっと離れることです。

理由は、それが遭難ではないからです。東京都環境局は、巣立ちしたばかりのヒナはうまく飛べないこと、親鳥は必ずヒナのもとへ戻って世話をすること、人がそばにいるとかえって親鳥はヒナに近寄れないことを説明しています。我孫子市鳥の博物館も、巣立ちしてからもしばらくの間は、親から給餌を受け自然界で生きていけるように勉強すると述べています。

ネコが近くにいて心配な場合の対応も示されています。東京都環境局は、近くの木の枝先など、ネコが近寄れないところに移しましょう、としています。持ち帰るのではなく、その場の安全な高さへ移すという対応です。

知っておきたい前提として、人が拾って育て、自然の中で自立できるようにするのは難しいことだと公的機関は説明しています。巣箱を掛けるということは、巣立ちの季節にこの判断を求められる可能性があるということでもあります。あらかじめ家族と共有しておくと、その場で慌てずに済みます。

実は、巣箱は掛けすぎない方がいい

意外と知られていないのですが、巣箱は多ければ多いほどよいというものではありません。キヤノンのバードブランチプロジェクトは、自然の中に巣箱を架けすぎると、巣箱を利用する種類の鳥だけが増え、生態系のバランスを崩してしまうと指摘しています。

この視点が大事なのは、巣箱が「人が用意した特別に有利な巣場所」だからです。樹洞で子育てをする鳥だけが恩恵を受け、地面や藪、枝先に巣を作る鳥は恩恵を受けません。巣箱が密集した場所では、種の構成が人の手で偏ることになります。

庭に置き換えると、1つの庭に2個も3個も並べる必要はない、という結論になります。同じ庭に複数掛けても、シジュウカラは縄張りを持つため、すべてが使われるとは限りません。1個をきちんと掛けて、秋に掃除して、複数年見る方が実りがあります。

そのうえで、もし2個目を掛けたくなったら、庭の中で並べるのではなく、離れた場所に置く方が理にかなっています。巣箱を増やすこと自体が目的にならないように、というのがこの話の要点です。

秋の掃除が、翌年の入居を決める

翌年の秋、巣材を出して掃除・補修してから掛け直す

巣箱は掛けっぱなしにしません。キヤノンのバードブランチプロジェクトは、架けた巣箱は年に1度必ずお手入れをすること、翌年の秋には必ず中の巣材を取り出し、掃除・補修をして架け替えることを勧めています。

掃除が必要な理由は、古い巣材が残っていると次の営巣に使われにくくなるからです。コケと獣毛でできた巣は湿気を含み、そのまま冬を越すと箱の中が傷みます。空になった箱を毎年リセットすることが、翌年の入居につながります。

作業の手順は、繁殖が完全に終わったことを確認してからおろし、巣材を取り出して中を乾かし、ゆるんだ釘や割れを直して、同じ場所に掛け直すという流れです。時期は秋。年間カレンダーで10月から11月に◎を置いているのはこのためです。

注意点として、掃除の際は巣材にダニなどがいることがあります。手袋を使い、作業後は手を洗ってください。取り出した巣材は庭にまき散らさず、まとめて処分します。

冬の巣箱は、ねぐらとして使われることがある

掃除を終えて掛け直した巣箱は、冬のあいだ空き家になるわけではありません。寒さをしのぐねぐらとして使われることがあります。秋から冬に設置すると春に利用される可能性が高くなるという説明の背景には、この「冬の下見」があります。

この期間は、繁殖期ほど神経質にならなくても構いませんが、やはり近づきすぎない方が無難です。夕暮れどきに離れた場所から見ていると、鳥が吸い込まれるように入っていく瞬間が見られることがあります。

観察の手がかりとして、冬のシジュウカラは群れで動いています。群れに出会うのは巣立ち後の5月中旬から翌年の3月まで。庭に群れが来ている冬に巣箱が掛かっていれば、そのうちの何羽かは箱の存在に気づいています。

豆知識として、冬に使われた痕跡があると、春の入居確率を考えるうえでの目安になります。掃除のときに糞や羽が残っていれば、それは「使われた箱」ということです。

シーン別:戸建ての庭/集合住宅/郊外の林

掛ける環境によって、優先すべきポイントは変わります。戸建ての庭なら、まず穴を28mmにすること。人家の近くではスズメに邪魔される可能性が高くなるので、径の管理がいちばん効きます。庭木があるなら、太い横枝のない位置を選んで幹に固定します。

集合住宅のベランダは、条件が厳しくなります。地面から2メートル以上という高さは階数で満たせても、人の生活動線がすぐそばにあるため、親鳥が落ち着けません。管理規約で共用部分への設置が制限されている場合もあります。ベランダにこだわらず、近所の公園や里山で観察する方が現実的なこともあります。

郊外の林や別荘地に掛ける場合は、スズメの心配が減ります。森や林に取り付ける場合はスズメがまずいないためです。ただし、掛けすぎによる生態系の偏りという指摘は、自然度の高い場所ほど当てはまります。数を絞ってください。

どの環境でも共通するのは、秋に掃除できる高さに掛けること。1年に1度、確実に手が届くかどうかを設置前に確かめておいてください。

餌台と巣箱、同時に置いていい?

巣箱を掛けると、次に餌台を置きたくなる人が多いはずです。この点については、公的な立場の見解を踏まえて判断してください。

Q. 巣箱を掛けたら、餌台も一緒に置いた方が来てくれますか?
A. 日本野鳥の会は、給餌にはプラス面とマイナス面の両方があるとしたうえで、カラスやハトのように人の生活と軋轢が生じている生物、生態系に影響を与えている移入種、水質悪化が指摘されている場所などでは給餌を控える必要があると示しています。フィールドマナーの「き」でも「気をつけよう、写真、給餌、人への迷惑」と挙げられています。無条件に置くのではなく、置く場所の条件と季節を踏まえて判断し、迷うなら巣箱だけで始めるのが安全です。なお、繁殖期のヒナの食べ物は庭の虫が中心になるため、餌台の有無が営巣の成否を左右するわけではありません。

補足すると、巣箱と餌台は目的が違います。巣箱は繁殖のための場所、餌台は採餌のための場所です。巣箱に鳥を呼ぶという目的なら、餌台を足すより、掛ける時期・高さ・穴径を守る方が確実な手当てになります。

まとめ|入口28mmと秋の設置、この2つから始めよう

🐦 この記事の結論

シジュウカラの巣箱は、出入口を2.8cm(28mm)にして秋から冬に掛けるのが基本です。掛けたら春は近づかず、秋に掃除して掛け直してください。

✅ 要点チェック

  • 穴径28mm:スズメが入れない径にする
  • 高さ2m以上:掃除できる高さまでに留める
  • 秋から冬に設置:春に掛けても間に合いにくい
  • 繁殖期は近づかない:抱卵から巣立ちまで約1か月
  • 卵とヒナに触れない:法律で原則禁止されている

ここまでの内容を、実際の動きに落とし込んでおきます。巣箱づくりで迷いやすいのは寸法と時期ですが、決め方はほぼ機械的です。出入口の穴は2.8cm。箱の大きさは縦13×横18×深さ30cmを一つの目安にする。掛ける高さは地面から2メートル以上で、入口はやや下向き、穴は北か東方向へ。ひもで上下2箇所を留める。そして掛けるのは秋から冬。ここまでが「掛ける前」に終わる作業です。

掛けたあとにやることは、実はほとんどありません。3月下旬から4月上旬に巣作りが始まり、4月中旬から1日1個ずつ8〜10個の卵が産まれ、13〜14日の抱卵で孵り、孵化後18〜20日で巣立つ。この間、あなたの仕事は近づかないことです。給餌が1時間に13.5回というペースで行われている時期に人が箱の前に立てば、その分だけヒナの食事が止まります。万博記念公園の調査で平均巣立ち率が49.4%だったように、自然のままでも半分は巣立てません。人が上乗せする必要はないということです。

最初の一歩としておすすめしたいのは、この秋の予定表に「巣箱を掛ける」と書き込むことです。今日から作り始める必要も、今すぐ買う必要もありません。10月から11月に掛けられるよう準備しておけば、来春のシジュウカラに間に合います。市販キットから入るなら、日本野鳥の会のシジュウカラ・カワラヒワ用巣箱U(組み立てキット)が3,960円で、穴径2.8cm・トドマツ製・縦13×横18×深さ30cmという仕様です。作る派の人は、28mmの穴あけ工具だけ先に用意しておいてください。

なお、営巣中の巣や卵、ヒナの扱いには鳥獣保護管理法上の制約があります。判断に迷う場面が出たら自分で解釈せず、自治体の鳥獣保護担当窓口に相談してください。

※商品の価格・仕様や各機関の見解は変更されることがあります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

野鳥の教科書編集部です。テーマに関する基礎知識や選び方を、公式情報など確認できる情報をもとに編集しています。掲載後も定期的に見直し、変更があれば更新します。

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